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August 12 タリン(エストニア)今日は早朝の高速フェリーでエストニアの首都、タリンに向かった。ヘルシンキからはバルト海を挟んで大陸側に位置する。あいにくの天気で船は結構揺れて、船酔い寸前。ちょうど昨日、タリンとヘルシンキをわずか18分で結ぶヘリコプターがタリンを離陸後まもなくバルト海上で消息を絶ち、乗客乗員14名の命が絶望視されており、フィンランドとエストニアでは大きなニュースとなっている。この悪天候で捜索が難航、フェリーの運航制限も出てダイヤに若干の遅れが出ていた。
エストニアはデンマーク、スウェーデン、ポーランド、ロシアの支配を経て、旧ソビエト連邦から90年代初頭に独立を勝ち取った少数民族の国。昨年EU加盟を果たした。ラトビア、リトアニアと一緒にバルト三国として一くくりに扱われるが、実はそれぞれ言語も民族も異なる。エストニアは文化的にはドイツの影響が強いそうだ(料理もドイツ風)。ソビエトには大戦中などに搾取され、虐げられてきた歴史があり(シベリアでの強制労働など)、ロシアに対しての敵対心は非常に強い。今回街の案内をしてくれたエストニア人ジャーナリストによればエストニア人はとにかくロシアには "pissed off"しているのだそうだ。
タリンはエストニア語で「デーン人の町」という意味で、その昔デンマークを作ったデーン人が入植したことに端を発する街だ。中世の雰囲気を色濃く残した旧市街の町並みや建築は世界遺産に登録されており、一見の価値はあり。ドイツ南部のローテンブルグやニュルンベルグなどに少し似た雰囲気という印象を受けたが、ロシア正教会の建物があったりしてここが旧ソビエトであったことを思わせる。
観光写真などで有名な展望台に上ると、きれいな街が一望できるのだが、そのすぐ向こうに近代的な建物やソビエト時代の無味乾燥な建造物が並び、興趣をそぐのが残念。
午後のフェリーで夕方ヘルシンキに帰国。
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